夏のレジャーシーズンに、バーベキューやキャンプを楽しむご家庭も多いと思います。
海や河原でバーベキューをする際に、心配なのが水の事故。
流れがない溜池や、ゆるやかな川など危険がなさそうに見えても、小さい子供にとっては危ないことも多いのです。
そんな時に必須なのがライフジャケット。
大げさに見えるかもしれませんが、水の近くで遊ぶときは必須のアイテムです。
それほど高額な物ではないので、是非とも持ち物の一つに入れておきましょう。
ライフジャケットの安全基準
ライフジャケットは、用途によって公的機関で規定が定められています。
バーベキューやキャンプなどで使用する分には公的機関の認証マークは必要ありませんが、安全性の目安になるので調べてみました。
浮力に対する規定
ライフジャケットは、浮力(水の中で浮かぶ力)がおよそ体重の10パーセント程度必要になります。
小型船舶に乗船する際に必要な『桜マーク』(国土交通省)の安全基準は
- 体重15Kg未満→4Kgの浮力が必要
- 体重15Kg以上40Kg未満→5Kgの浮力が必要
- 体重40Kg以上→7.5Kg以上の浮力が必要
CSマーク(JCI日本小型船舶検査機構)の基準では
- 体重15Kg未満→4Kgの浮力が必要
- 体重15Kg以上40Kg未満→5Kgの浮力が必要
となっています。
なので子どものライフジャケットでは4~5キロ浮力があることを確認しましょう。
反射板は必要?その他の規定
国土交通省の桜マークの安全基準(船舶の乗船用)では、子ども用のライフジャケットには、
- 目立つ色であること
- 反射板・笛付きであること
という規定があります。
確かに救助の際には、地味な色より目立つカラーの方が見つけやすいですね。
キャンプやバーベキューの際には、以上の安全基準を踏まえてライフジャケットを選ぶと安心です。
アウトドアメーカーのキャプテンスタッグ製のライフジャケット。
旧版には反射板がついていません。
迷彩カラーも可愛いけど、はっきりした目立つ色の方ががいいですね。
丈が短めなので着用していても邪魔になりにくく、必要最小限の機能がついています。
やや小さめとのクチコミがあるので小学校低学年向き。
反射板がついた新モデル。
股下ベルトも2本あるので、ライフジャケットが浮きにくい仕様になっています。
反射板は夜の捜索などの際にサーチライトに反射するものなので、夜釣りなどに行く時はこちらのタイプが必須です。
子ども用ライフジャケットを選ぶときの注意点
成長期の子どもにぴったりのサイズの物を毎年買い替えるというのも大変です。
なので、調節ベルトが付いた物でマメにサイズ調整するようにしましょう。
とはいえ幼稚園までの幼児期と、小学生で最低でも1度は買い替えが必要になりそう。
高学年になったら、体重によっては大人用のSサイズを検討してみても。
また、水に入った際にライフジャケットだけが浮き上がらないよう、股下ベルトやウエストベルトの付いた物を選ぶようにしましょう。
まとめ
河原でバーベキューをするなら、子ども用のライフジャケットに公的機関の認証マークは必要ではありません。
ただ安全のためにも、
- 体重によって必要な浮力を満たしている物
- 目立つカラーのもの
- 反射板のついたもの
- 股下ベルトや調整ベルトで体に合わせられるもの
を選ぶようにするとよいでしょう。安くても機能がしっかりしたものがあるので、以上の点をしてみることよいのではないでしょうか。