2019年3月10日、大和市南林間に整備されていた『やまと防災パーク』が開園しました。
通常は遊具のある公園、でも実は雨水調整池を兼ね備えた『防災公園』としての機能を持ちます。
場所は、農林水産省植物防疫所大和圃場があった『大和圃場(やまとほじょう)跡』。
南林間の住宅地の中に作られていて、大型の防災倉庫など設置されています。
この『やまと防災パーク』の普段の様子や気になる防災機能について調べてみました。
大和市南林間【やまと防災パーク】どんな公園?
普段は普通の公園です。
わざわざ遠くから出かけるほどでもないけど、子どもがのびのびと遊ぶには十分なスペースのある公園です。
放課後の子どもたちの遊び場にちょうどよさそう。
- 芝生広場
- ボール遊びができるエリア
- 複合遊具
などが設置されています。
大和市の公園は、「ボール遊びできる公園」と「ボール遊び禁止の公園」があるんです。
この防災公園には、ネットが貼られて周囲にボールが飛ばないようになっているエリアが設置されていました。
画像引用:タウンニュース
トイレや自動販売機、大人向けに健康増進の器具もあります。
まだ植樹したばかりということで、日影が少ないのが難点。
帽子や日傘は必須です。
大和防災公園|アクセス
大和市南林間6丁目
駐車場はありません。
駐輪場はあるので、遊びに行く際は徒歩か自転車で行くのがよさそう。
ペットの立ち入り禁止の看板があったので、犬の散歩はできないようです。
やまと防災パーク|災害時の機能は?
やまと防災パークには、災害時に利用できる機能が備えられています。
- あずまやや複合遊具にテントを張ることができる
- ベンチが炊き出し用のかまどに転用できる
- 電灯の一部が太陽光発電
- 地下には市内最大の雨水調整池
- 地上2階建ての大型防災倉庫(2019年10月設置)
- 消火活動で利用できる「スタンドパイプ」を18台設置
など。
周りは住宅密集地なので、特に火災に対しての設備に重点がおかれています。
スタンドパイプが点在していて、実際に利用できるような講習会も随時開催しているもよう。
※感染症拡大防止のため実施しない場合も
地下の雨水調整施設はこんな感じ。
ゲリラ豪雨などで市街地でも冠水することが多くなっているので、こういった雨水調整施設が今後もっと設備されるといいのですが。
まとめ
大和市内では、19の公園で防災に対応できるような設備の整備を進めています。
公園には、かまど付きベンチやマンホールトイレを設置。
かまど付きベンチはこのように、災害時に炊き出しに利用できるような造りのベンチです。
画像引用:信建工業株式会社
防災倉庫がある公園も数多くみられますね。
近所の公園に、どんな防災機能があるのか・ないのか、一度チェックしてみるのもいいかも。