換気のために窓を開けておきたいけど、気温が下がる冬には寒くてつらい・・ついついすぐに閉めてしまいたくなります。
大きな施設では換気しながらも空調で温度管理していますが、自宅ではなかなかそうもいきません。
なので最近よくCMでも目にする「空間除菌剤」の「クレベリン」を置いてみることに。
使ってみた感想と、口コミやよく似た商品についても調べてみました。
クレベリンとは?二酸化塩素の働き
クレベリンの主成分は二酸化塩素です。
二酸化塩素には強い酸化力があり、プールや浄水場の水の消毒に使われている成分です。
この二酸化塩素の分子を空気中に拡散することで、空気中のウイルスなどを減らしてくれるそう。
首にかけるタイプも流行ったけど、ある程度は閉鎖的な空間の方が効果はありそうですよね。
クレベリンの口コミ
クレベリンについての口コミは、賛否あります。
良いクチコミ
- 家族がインフルエンザに罹ったが、自分にはうつらなかった。
- 全ての菌が除菌できるとは思ってはいないが、安心できる。
- 毎年秋から冬にかけて部屋に置いている
- 冬に結露で発生するカビが出にくくなった
悪いクチコミ
- ニオイがきつい
- 効果が感じられない
- 値段が高い
『効果は目に見えないのでわからないけど、なんとなく安心感を求めて買っている』
という人が多いようですね。
安心することで病気にかかることに対するストレスが減る、という効果はありそう。
悪いクチコミを見ると、ニオイがキツイ・合わないという意見が多かったです。
塩素のようなニオイが苦手な人は、合わないようです。
品薄になるとネットでは価格が上がるので、なるべく定価(1000円くらい)で買いたいですね。
クレベリンの注意点
日本ではクレベリンの主成分である「二酸化塩素」のウイルスに対する効果は正式に認められていません。
なので、クレベリンは医薬品ではなく「雑貨」として販売されています。
製造販売元の大幸薬品のHPを見てみると、クレベリンで空間除菌することで一定の効果は見られたものの、劇的なものではないようです。
完全にウイルスなどを除去するものではなく、あくまで「少し減らす」ぐらいという感じです。
類似品に注意
国民生活センターのHPによると、据え置き型のクレベリンを置くことによって、一定期間低い濃度で二酸化塩素が拡散したという実験の結果が出ています。
現在販売されている二酸化塩素の除菌剤は
- ゲルタイプ(粒状のビーズが入っている)
- ゲル生成タイプ(液体に粉末を入れる)
- 錠剤タイプ(錠剤に水を入れる)
の3種類。
ゲルタイプのものには、二酸化塩素があまり拡散しない商品もあったとのことです。
「ゲルタイプ」の空間除菌剤。ちょっと安いけど、消臭ビーズにしかみえないし効果のほどはやはりわかりません。
クレベリンは「ゲル生成タイプ」といって、購入してから自分で水溶液に薬剤を入れて設置します。
買おうとしているものが、どのタイプなのかはチェックした方がいいかも。
使用上の注意
クレベリンの二酸化塩素は、金属を錆びさせるというデメリットがあります。
なので、貴金属や精密機器の近くでは使わないようにとのこと。
その他、弦に金属を使っているピアノなどの楽器の近くにも置かない方がいいみたい。
使ってみた感想
4畳半の部屋に置いてみました。
普段使っていない北側の部屋で、ちょっと黴臭いのが気になるんですよね。
カビのニオイが消えるといいな・・と期待。
開封初日、特にニオイもなく、こんなものかな?という感じでした。
次の日、部屋に入るとやや消毒薬っぽい香りがします。
なんか効いてる気がする。
ただ、薬っぽいニオイがあまりきついのも困りますね。
部屋は4畳半なのでちょっと効きすぎるのかも、と思い換気をしました。(この時気づかなかったけど、蓋をまわすと薬の拡散する量を調節できました)
それから数日、薬っぽいニオイもあまり気にならなくなりました。
ウイルスへの除菌効果は実際わからないけど、黴臭さは消えたので我が家では「買い」ということになりました。
毎朝換気はしているのですが、締め切っている時間が長いので、置いておいた方がカビのニオイは抑制できているようです。
まとめ
クレベリンはあくまで空間除菌剤ということで、体に入った菌をやっつけるという効果はありません。
口コミを見てみると、クレベリンを使っている人は毎年継続的に購入しているようです。
本格的な除菌剤ではないにしろ、なんとなく安心感を得たいというニーズは意外と多いのですね。
芳香剤や消臭剤のような感じで置いてみるには、いいのではないでしょうか。
ただ、本格的なウイルスに対しての感染予防にはならないので、手洗いやマスクはかかせませんけどね。